カテゴリー「テイルズ」の記事一覧
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エミルinハイマの孤児院
→アリスと机と知り合いむしろ仲良し
(アリエミ机)
女性陣腐女子ネタ
→Sメンバーはロイド受け推奨S‐Rメンバーはエミル受け(アリスは別)
アクアはリヒエミ派
マルタはラタエミ派
でもアクアはアスエミ妄想もする
闇エミ(病んでる?)
→ルインでいじめ、折檻を受けて自分のことをどうでもいい存在だと思ってる
神経は若干麻痺してるため痛みには強い。
そのせいもあり体が傷付くのには無頓着で生身で防御とかする。
軽い人間不信状態で好きとか言われても同情されてるとか歪んだ受け取り方しかできない
受け取ってもなんで好きなのか理解できない
たまに自殺とかまではいかなくても自傷行為する
戦闘中にさり気なくとかだから魔物しか知らない
→アリスと机と知り合いむしろ仲良し
(アリエミ机)
女性陣腐女子ネタ
→Sメンバーはロイド受け推奨S‐Rメンバーはエミル受け(アリスは別)
アクアはリヒエミ派
マルタはラタエミ派
でもアクアはアスエミ妄想もする
闇エミ(病んでる?)
→ルインでいじめ、折檻を受けて自分のことをどうでもいい存在だと思ってる
神経は若干麻痺してるため痛みには強い。
そのせいもあり体が傷付くのには無頓着で生身で防御とかする。
軽い人間不信状態で好きとか言われても同情されてるとか歪んだ受け取り方しかできない
受け取ってもなんで好きなのか理解できない
たまに自殺とかまではいかなくても自傷行為する
戦闘中にさり気なくとかだから魔物しか知らない
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オリジンの審判後、研究中に不思議な精霊の欠片を発見。契約のために呼び出してみたらローレライがでてくる。「契約の証は―――」とか一方的に言われたけど聞き取れないまま異世界に飛ばされる。
契約の証はローレライの解放。なのでアビス本編終了とともにジュードは元の世界に帰る。
飛ばされたのは、アビスの時間軸でアクゼリュス崩壊→ユリアシティ→ケテルブルク→グランコクマ→ジュード遭遇→偽姫事件
くらい
こんな中途半端なタイミングなのはinアビスでやりたいネタを考慮した結果。
しゃべるブタザルモドキネタ
ナタリアの偽者意識に対するフォロー
ジェイドとディバイデイングラインについて喧々諤々
ピオニーに「おい、なんか増えてねえか?」って言ってほしいから少なくとも2回目以降
という
ナタリアの偽姫事件はジュードとしては思うところがあるだろうと思う。
分史ミラを最後までさん付けで呼んでたのには、違う存在だっていう意識が強かったからで、でも偽者じゃなくて分史ミラも同じ名前だけど、別の存在だったっていう思いを、当人には言えなかったからこそナタリアに伝えてあげてほしい
いつか、ルークにもそんな思いが伝わるといいな
「偽者なんかじゃない。ここにいる君は本物のナタリアだよ。天然で、ちょっと料理が苦手で、でも王族としての誇りをもって民に接し、物事に真摯に取り組む、それが、この国の姫で、みんなの仲間のナタリアだ。」
そのあと分史ミラのことを思い出してセンチメンタラーなジュードのところにジェイドがやってきて会話
「おやおや、こんなところで体を冷やしているなんて、医者の不養生ってやつですかね」
「ジェイド…。僕は医学者であって医者じゃないよ」
「おや、いけませんねえ、年を取ると忘れっぽくなる」
「ジェイドは、ローエンにちょっと似てるね」
「一国の宰相殿に似てるなんておそれ多い。光栄です」
「ふふ、本気で思ってないくせに」
「失礼ですね。まあ確かに外見上の話だったらどうしようかと思いましたけど」
「見た目は全然似てないよ。うーん、なんていうのかな、話し方っていうか、話の進め方?相手を自分のペースに巻き込むのがうまいんだよね。手のひらの上で転がされてるみたいだった」
「そんなに誉められると照れちゃいます☆」
「そうやってごまかそうとするところとかも似てるなあ。あ、でもローエンはジェイドほど人をおちょくってはいなかったかな」
「ばっさりきますね」
「これぐらいの対応ができないとやってけなかったからね。嫌でも鍛えられたよ」
「私は、あなたがどのような人生を歩んできたのか知りませんし、聞こうとも思いません。ですが、あなたもすでに私達の仲間です。一方的に支えようとせず、辛いときは頼りになさい。」
「うん、ありがとう。ジェイド」
あとはシェリダンで年相応にはしゃいじゃうジュードとか
音機関の仕組みをオリジンにも生かせないか考え始める学者ジュードとか
音機関についてガイと盛り上がるジュードとか
ジュードの料理にがっしり胃袋捕まれるメンバー(アビスメンバーは飛び抜けた料理上手いないから重宝されそう)とか
「うめー!こんなうまいもん、うちでもなかなか食えねえぞ!」
「本当。美味しい…」
「おや、これは」
「ジュードすっごーい!」
「あら、いけますわね」
「美味しいですのー♪」
「いつもの食材と違うから不安だったけど、口にあってよかった」
アーストとピオニー比較するジュードとか
「王様ってそんなほいほい出歩けるもんじゃないんだね」「ジュード、お前の世界の王様はそんなに出歩いてたのか?」「むしろ僕はガイアスが玉座に座ってるところを見る方が稀だったかな」「周りは止めないのか」「どうなんだろ。少なくともローエンが見逃してたってことは問題なかったんだろうし」「す、すごいな」「護衛は大変だったでしょうね」「はは…(物見遊山で怪しい組織をいくつか壊滅させたとか言えないな)」
→ジュードはナハティガルも一応知ってるから、ルドガーが驚いた方が自然かな。「いや、ガイアスがおかしいだけで、リーゼマクシアの王も普通はあんなのじゃないよ…」
文献読みたいがためにフォニック文字勉強するジュードとか
アニスに「ジュードも将来有望だけど、所帯染みてるからなー」とかいわれちゃってしょんぼりするとか
シンクと拳でやりあうとか
アリエッタみてエリーゼおもいだしてほっこりしてたら同い年でびっくりとか「」「えっ、アリエッタって僕と同い年なの!?」
結構アビスメンバーとジュードって相性いいと思うんだけどなあ
エクシリアより天然いないし
ジュルドジュ熱やばい
ので+ルドガーなら
ルドガーユリウスリドウの3人がシェリダンに拾われ、エージェント組はイエモンたちの下で雑用。もともとジンの開発に携わってた二人は飲み込みも早くて新入りの割には馴染んでる。腕っぷしも立つため、材料の調達とかにも駆り出される。
ルドガーはラボ上の宿屋で雇われ料理人。イエモンたちによく差し入れとかもってってかわいがられる。身内が兄だけだからパワフルなお年寄りに囲まれて戸惑うけど嬉しいルドガー。
アルビオールイベントの時には再会せず。たぶん運搬か仕入れかで入れ違い。
「こういうときに限ってあいつらはおらんからの」
「お前さんが使いに出したくせに、何言ってるんだい」
シェリダン襲撃の際に再会。ユリウスとリドウが街の人を助けるのでわりと救済される。ルドガーも戦おうとするけどジュードに見つかって問答無用でタルタロスに連行。
契約の証はローレライの解放。なのでアビス本編終了とともにジュードは元の世界に帰る。
飛ばされたのは、アビスの時間軸でアクゼリュス崩壊→ユリアシティ→ケテルブルク→グランコクマ→ジュード遭遇→偽姫事件
くらい
こんな中途半端なタイミングなのはinアビスでやりたいネタを考慮した結果。
しゃべるブタザルモドキネタ
ナタリアの偽者意識に対するフォロー
ジェイドとディバイデイングラインについて喧々諤々
ピオニーに「おい、なんか増えてねえか?」って言ってほしいから少なくとも2回目以降
という
ナタリアの偽姫事件はジュードとしては思うところがあるだろうと思う。
分史ミラを最後までさん付けで呼んでたのには、違う存在だっていう意識が強かったからで、でも偽者じゃなくて分史ミラも同じ名前だけど、別の存在だったっていう思いを、当人には言えなかったからこそナタリアに伝えてあげてほしい
いつか、ルークにもそんな思いが伝わるといいな
「偽者なんかじゃない。ここにいる君は本物のナタリアだよ。天然で、ちょっと料理が苦手で、でも王族としての誇りをもって民に接し、物事に真摯に取り組む、それが、この国の姫で、みんなの仲間のナタリアだ。」
そのあと分史ミラのことを思い出してセンチメンタラーなジュードのところにジェイドがやってきて会話
「おやおや、こんなところで体を冷やしているなんて、医者の不養生ってやつですかね」
「ジェイド…。僕は医学者であって医者じゃないよ」
「おや、いけませんねえ、年を取ると忘れっぽくなる」
「ジェイドは、ローエンにちょっと似てるね」
「一国の宰相殿に似てるなんておそれ多い。光栄です」
「ふふ、本気で思ってないくせに」
「失礼ですね。まあ確かに外見上の話だったらどうしようかと思いましたけど」
「見た目は全然似てないよ。うーん、なんていうのかな、話し方っていうか、話の進め方?相手を自分のペースに巻き込むのがうまいんだよね。手のひらの上で転がされてるみたいだった」
「そんなに誉められると照れちゃいます☆」
「そうやってごまかそうとするところとかも似てるなあ。あ、でもローエンはジェイドほど人をおちょくってはいなかったかな」
「ばっさりきますね」
「これぐらいの対応ができないとやってけなかったからね。嫌でも鍛えられたよ」
「私は、あなたがどのような人生を歩んできたのか知りませんし、聞こうとも思いません。ですが、あなたもすでに私達の仲間です。一方的に支えようとせず、辛いときは頼りになさい。」
「うん、ありがとう。ジェイド」
あとはシェリダンで年相応にはしゃいじゃうジュードとか
音機関の仕組みをオリジンにも生かせないか考え始める学者ジュードとか
音機関についてガイと盛り上がるジュードとか
ジュードの料理にがっしり胃袋捕まれるメンバー(アビスメンバーは飛び抜けた料理上手いないから重宝されそう)とか
「うめー!こんなうまいもん、うちでもなかなか食えねえぞ!」
「本当。美味しい…」
「おや、これは」
「ジュードすっごーい!」
「あら、いけますわね」
「美味しいですのー♪」
「いつもの食材と違うから不安だったけど、口にあってよかった」
アーストとピオニー比較するジュードとか
「王様ってそんなほいほい出歩けるもんじゃないんだね」「ジュード、お前の世界の王様はそんなに出歩いてたのか?」「むしろ僕はガイアスが玉座に座ってるところを見る方が稀だったかな」「周りは止めないのか」「どうなんだろ。少なくともローエンが見逃してたってことは問題なかったんだろうし」「す、すごいな」「護衛は大変だったでしょうね」「はは…(物見遊山で怪しい組織をいくつか壊滅させたとか言えないな)」
→ジュードはナハティガルも一応知ってるから、ルドガーが驚いた方が自然かな。「いや、ガイアスがおかしいだけで、リーゼマクシアの王も普通はあんなのじゃないよ…」
文献読みたいがためにフォニック文字勉強するジュードとか
アニスに「ジュードも将来有望だけど、所帯染みてるからなー」とかいわれちゃってしょんぼりするとか
シンクと拳でやりあうとか
アリエッタみてエリーゼおもいだしてほっこりしてたら同い年でびっくりとか「」「えっ、アリエッタって僕と同い年なの!?」
結構アビスメンバーとジュードって相性いいと思うんだけどなあ
エクシリアより天然いないし
ジュルドジュ熱やばい
ので+ルドガーなら
ルドガーユリウスリドウの3人がシェリダンに拾われ、エージェント組はイエモンたちの下で雑用。もともとジンの開発に携わってた二人は飲み込みも早くて新入りの割には馴染んでる。腕っぷしも立つため、材料の調達とかにも駆り出される。
ルドガーはラボ上の宿屋で雇われ料理人。イエモンたちによく差し入れとかもってってかわいがられる。身内が兄だけだからパワフルなお年寄りに囲まれて戸惑うけど嬉しいルドガー。
アルビオールイベントの時には再会せず。たぶん運搬か仕入れかで入れ違い。
「こういうときに限ってあいつらはおらんからの」
「お前さんが使いに出したくせに、何言ってるんだい」
シェリダン襲撃の際に再会。ユリウスとリドウが街の人を助けるのでわりと救済される。ルドガーも戦おうとするけどジュードに見つかって問答無用でタルタロスに連行。
ガイアスに思いをはせてるけどガイアスって突き詰めて考えるほどにCPってありえない気がしてでも好きだからなんか絡めたくてっていうあれそれが
生きてる間は王を全うするだろうから唯一ってのを作らなさそう。どうあがいても身体の関係だけか愛人的なところで止まる
むしろ生きてる間は地位に固執するなら死んだら結ばれるのかという発想
生きてる間は王を全うするだろうから唯一ってのを作らなさそう。どうあがいても身体の関係だけか愛人的なところで止まる
むしろ生きてる間は地位に固執するなら死んだら結ばれるのかという発想
ゆるゆると覚醒する意識の端で、鳥のさえずりを聞く。
人間にとっては1年の始まりである特別な日だというのに、鳥たちには関係ないようで、いつも通りの朝を過ごしているようだった。
あぁ、朝か。
ジュードはうまく動かない頭で思う。もぞと寝返りをうったところで、寝るときにそばにあった温もりが消えていることに気付く。同じ時間に布団に入ったはずなのに、先に起きたらしい。
ちゃんと寝たのかな。
不安に思って時計を見ると、短針は疾うに左側を指している。どうやら自分がゆっくり寝すぎたようだ。
のろのろと布団を這い出て、身支度もそこそこにリビングへと向かう。髪は寝癖で跳ねているし、服は部屋着のまま。だらしないのは分かっているが、早く部屋の主に会いたかった。
冬のヒヤリとする空気から逃れたくて足早に部屋をでると、暖められた空気とともに、出汁の香りがふわりと鼻を擽る。
「おはよう」
キッチンに立つルドガーは扉が開く音でジュードの目覚めに気が付いたらしく、調理の手を止め振り返っていた。小走りで近づくと朝の挨拶と一緒に抱擁をかわす。
「おはよう、ルドガー。起きたなら起こしてくれればよかったのに」
「ごめん。気持ち良さそうに寝てたから、悪いかと思って」
「起きたら一人の方が堪えるよ」
当たり前に気遣いをする彼のことだから仕方ないとはいえ、大切な人が自分の知らないうちに消えてしまうのはとても寂しい。たとえそれが少しの距離で、考えれば分かることでも。
それに、せっかく二人だけでいられるのだから、少しでも時間は大切にしたい。なにせ普段のルドガーにはユリウスとエルという、ある種ジュードには一生勝てない相手がついているのだ。今日はユリウスは年末年始早々抜けられない業務―GHSの回線が込み合うからどうとかいってたけど、専門外のことはいまいちよくわからない―があるだとかで大晦日の夕方からクランスピア社で働いているし、エルはカウントダウンをするのだと意気込んで無理に夜更かしをしたのが祟ってまだ起きる気配がないらしい。
「だから、次からはちゃんと起こしてね」
「わ、分かったよ」
真剣なジュードの物言いに押され頷いたはいいものの、その内容は聞いている分にはとても恥ずかしいもので、ルドガーは顔が赤くなるのは隠せそうもなかった。
真っ正面から顔を見ることもできず、調理を再開することで視線を反らしたが、耳まで赤く染まっているのをしっかりと見られていた。
「もうすぐ雑煮ができるから、準備ができるまでに身支度すましてこい」
そっけない物言いも照れ隠しなのだと思うと、年上の彼がひどくかわいらしい生き物のように見えてくる。本人に告げたなら機嫌を損ねてしまうのは分かりきっているから、素直に了承の意だけを伝えて、身支度のため一度部屋に戻る。
「何か手伝えることある?」
身支度を済ませたジュードはリビングへ顔を出すなりルドガーへ訊ねる。
「んー。そうだな、じゃあおせちと小皿を出しといてくれ。あと、そこの引き出しに入ってる正月用の割り箸も出しといてくれると助かる」
「ユリウスさんとエルの分は?」
「あー。食べるときに出すから今はいい」
「分かった」
勝手知ったるなんとやら。食器棚から小皿を取りだし、引き出しから正月用の割り箸を探しだす。何度もお邪魔して、手伝いをしているうちにキッチンの物の位置は大体分かるようになった。
あとは重箱に詰められたおせちを机に並べれば、ジュードの役目はおしまいだ。ずしりと重みのある重箱を手にすると、昨晩二人でおせちを作ったことを思い出す。
張り切りすぎて品目が多くなったから作るのは大変だったけど、並んでキッチンに立つのは楽しかったなと自然と笑みが浮かんでくる。
おせちの準備をしているうちに雑煮もできあがったらしく、湯気のあがる椀がテーブルに並べられる。
エプロンを畳んだルドガーが席につくと、先に席についていたジュードは姿勢をただす。二人してスッと背筋を伸ばして向かい合うと、どちらともなく新年の挨拶が交わされる。
「「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」」
タイミングがピッタリ揃っていたのがなんだか可笑しくてしばらく笑いあっていた。
「雑煮が冷めないうちに食べないと」
「ルドガーの料理は冷めてもおいしあから大丈夫だよ。でも出来立てを出してくれたんだから温かいうちに食べないとね」
笑いが収まった時には椀から出ていた湯気もひいていて、食べるのにはちょうどいい頃合いになっていた。
「いただきます」
食材に、作ってくれた相手に、大切な人と共に食卓を囲めることに感謝を込めて手を合わせる。当たり前のように手を合わせていたのがお祈りのように神聖なものに思えるようになったのは、ルドガーと共に食事をするようになってからだ。
他愛もない会話を挟みながら食事は進み、重箱いっぱいにつまっていたお節に隙間が出来始める頃にはもうお腹いっぱい、と手を合わせた。美味しいからって食べすぎた。作っている間は多すぎたかと心配していたが、この分だと3日も経たずにからっぽになるだろう。心なしか膨らんだ腹部を擦っていると、ルドガーが食後のお茶を出してくれる。
「新年早々、すごい食欲だな」
「食べすぎてちょっと苦しいよ。もう、ルドガーの料理が美味しすぎるから。」
「なんだそれ」
一息ついたところで話を切り出したのはルドガーだった。
「なあジュード、この後どうする?」
「この後?」
「初詣とか」
「あぁそっか。うーんでも寝てるエルを放っては行けないよね」
「兄さんも仲間はずれにすると拗ねるしなあ」
以前ユリウスの勤務中にルドガーとエルとジュードとルルで買い物に出掛けたときは、なぜかみんなで出掛けたことがばれて、質面倒なことになったものだ。またあんなことになるぐらいなら大人しく帰ってくるまで待つ。
「ユリウスさんが帰ってくるのって」
「今日の昼。でも夜通し働いてたんじゃ、帰ってきてそのまま初詣は無理だろうな」
「ユリウスさんならやりかねないけどね」
「それでもまずはご飯を食べてしっかり休んでもらわないと!」
放ってはおくとすぐ無茶するんだからとユリウスの体調管理に息巻くルドガーがまるでお母さんみたいで微笑ましい。でも今ここにいるのは僕と君の二人なんだから、と嫉妬する気持ちもあるわけで。
「初詣は明日になりそうだし、今日は僕と二人でいてくれる?」
「えっ、でも兄さんとエルの分のご飯が」
「ご飯くらいはいいよ。僕も怒られたくはないしね。でもそれ以外の時間を僕にちょうだい?」
だめ?といわんばかりに首を傾げルドガーを見上げる。ルドガーは「え、」とか「うぁっ」とか一頻りよくわからない言葉を発していたけど最後には諦めたのか顔を赤くしながら小さく頷いた。
人間にとっては1年の始まりである特別な日だというのに、鳥たちには関係ないようで、いつも通りの朝を過ごしているようだった。
あぁ、朝か。
ジュードはうまく動かない頭で思う。もぞと寝返りをうったところで、寝るときにそばにあった温もりが消えていることに気付く。同じ時間に布団に入ったはずなのに、先に起きたらしい。
ちゃんと寝たのかな。
不安に思って時計を見ると、短針は疾うに左側を指している。どうやら自分がゆっくり寝すぎたようだ。
のろのろと布団を這い出て、身支度もそこそこにリビングへと向かう。髪は寝癖で跳ねているし、服は部屋着のまま。だらしないのは分かっているが、早く部屋の主に会いたかった。
冬のヒヤリとする空気から逃れたくて足早に部屋をでると、暖められた空気とともに、出汁の香りがふわりと鼻を擽る。
「おはよう」
キッチンに立つルドガーは扉が開く音でジュードの目覚めに気が付いたらしく、調理の手を止め振り返っていた。小走りで近づくと朝の挨拶と一緒に抱擁をかわす。
「おはよう、ルドガー。起きたなら起こしてくれればよかったのに」
「ごめん。気持ち良さそうに寝てたから、悪いかと思って」
「起きたら一人の方が堪えるよ」
当たり前に気遣いをする彼のことだから仕方ないとはいえ、大切な人が自分の知らないうちに消えてしまうのはとても寂しい。たとえそれが少しの距離で、考えれば分かることでも。
それに、せっかく二人だけでいられるのだから、少しでも時間は大切にしたい。なにせ普段のルドガーにはユリウスとエルという、ある種ジュードには一生勝てない相手がついているのだ。今日はユリウスは年末年始早々抜けられない業務―GHSの回線が込み合うからどうとかいってたけど、専門外のことはいまいちよくわからない―があるだとかで大晦日の夕方からクランスピア社で働いているし、エルはカウントダウンをするのだと意気込んで無理に夜更かしをしたのが祟ってまだ起きる気配がないらしい。
「だから、次からはちゃんと起こしてね」
「わ、分かったよ」
真剣なジュードの物言いに押され頷いたはいいものの、その内容は聞いている分にはとても恥ずかしいもので、ルドガーは顔が赤くなるのは隠せそうもなかった。
真っ正面から顔を見ることもできず、調理を再開することで視線を反らしたが、耳まで赤く染まっているのをしっかりと見られていた。
「もうすぐ雑煮ができるから、準備ができるまでに身支度すましてこい」
そっけない物言いも照れ隠しなのだと思うと、年上の彼がひどくかわいらしい生き物のように見えてくる。本人に告げたなら機嫌を損ねてしまうのは分かりきっているから、素直に了承の意だけを伝えて、身支度のため一度部屋に戻る。
「何か手伝えることある?」
身支度を済ませたジュードはリビングへ顔を出すなりルドガーへ訊ねる。
「んー。そうだな、じゃあおせちと小皿を出しといてくれ。あと、そこの引き出しに入ってる正月用の割り箸も出しといてくれると助かる」
「ユリウスさんとエルの分は?」
「あー。食べるときに出すから今はいい」
「分かった」
勝手知ったるなんとやら。食器棚から小皿を取りだし、引き出しから正月用の割り箸を探しだす。何度もお邪魔して、手伝いをしているうちにキッチンの物の位置は大体分かるようになった。
あとは重箱に詰められたおせちを机に並べれば、ジュードの役目はおしまいだ。ずしりと重みのある重箱を手にすると、昨晩二人でおせちを作ったことを思い出す。
張り切りすぎて品目が多くなったから作るのは大変だったけど、並んでキッチンに立つのは楽しかったなと自然と笑みが浮かんでくる。
おせちの準備をしているうちに雑煮もできあがったらしく、湯気のあがる椀がテーブルに並べられる。
エプロンを畳んだルドガーが席につくと、先に席についていたジュードは姿勢をただす。二人してスッと背筋を伸ばして向かい合うと、どちらともなく新年の挨拶が交わされる。
「「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」」
タイミングがピッタリ揃っていたのがなんだか可笑しくてしばらく笑いあっていた。
「雑煮が冷めないうちに食べないと」
「ルドガーの料理は冷めてもおいしあから大丈夫だよ。でも出来立てを出してくれたんだから温かいうちに食べないとね」
笑いが収まった時には椀から出ていた湯気もひいていて、食べるのにはちょうどいい頃合いになっていた。
「いただきます」
食材に、作ってくれた相手に、大切な人と共に食卓を囲めることに感謝を込めて手を合わせる。当たり前のように手を合わせていたのがお祈りのように神聖なものに思えるようになったのは、ルドガーと共に食事をするようになってからだ。
他愛もない会話を挟みながら食事は進み、重箱いっぱいにつまっていたお節に隙間が出来始める頃にはもうお腹いっぱい、と手を合わせた。美味しいからって食べすぎた。作っている間は多すぎたかと心配していたが、この分だと3日も経たずにからっぽになるだろう。心なしか膨らんだ腹部を擦っていると、ルドガーが食後のお茶を出してくれる。
「新年早々、すごい食欲だな」
「食べすぎてちょっと苦しいよ。もう、ルドガーの料理が美味しすぎるから。」
「なんだそれ」
一息ついたところで話を切り出したのはルドガーだった。
「なあジュード、この後どうする?」
「この後?」
「初詣とか」
「あぁそっか。うーんでも寝てるエルを放っては行けないよね」
「兄さんも仲間はずれにすると拗ねるしなあ」
以前ユリウスの勤務中にルドガーとエルとジュードとルルで買い物に出掛けたときは、なぜかみんなで出掛けたことがばれて、質面倒なことになったものだ。またあんなことになるぐらいなら大人しく帰ってくるまで待つ。
「ユリウスさんが帰ってくるのって」
「今日の昼。でも夜通し働いてたんじゃ、帰ってきてそのまま初詣は無理だろうな」
「ユリウスさんならやりかねないけどね」
「それでもまずはご飯を食べてしっかり休んでもらわないと!」
放ってはおくとすぐ無茶するんだからとユリウスの体調管理に息巻くルドガーがまるでお母さんみたいで微笑ましい。でも今ここにいるのは僕と君の二人なんだから、と嫉妬する気持ちもあるわけで。
「初詣は明日になりそうだし、今日は僕と二人でいてくれる?」
「えっ、でも兄さんとエルの分のご飯が」
「ご飯くらいはいいよ。僕も怒られたくはないしね。でもそれ以外の時間を僕にちょうだい?」
だめ?といわんばかりに首を傾げルドガーを見上げる。ルドガーは「え、」とか「うぁっ」とか一頻りよくわからない言葉を発していたけど最後には諦めたのか顔を赤くしながら小さく頷いた。
保育士ジュードと学生ルドガー
クルスニク兄弟とマータ親子はご近所さんで仲良し。マータ親子は父娘2人ぐらし。ヴィクトルさんの出張が入るとエルを迎えに行くのはルドガーの仕事。
8歳。8歳かぁ。小学生だよなあ。学童保育か....。まあ学童保育もやってるとこなんだよきっと。
で、ヴィクトルはなかなかの重鎮で外せない仕事とかもあるからルドガーの通う頻度も高くなっててジュードとは顔見知り。
ルドガーは優しげなジュードを気にいっててエルには悪いと思いつつもヴィクトルの出張をちょっと楽しみにしてる。
ある日街でジュードを見かけて声をかけようとするも、隣には知らない男(アルヴィン)がいてなんかもやもやする。そんで声をかけられない。
ジュードは親が医者で本人も医学を志す将来有望な少年で、ルドガーは親もいなくて、ろくに就職もできない青年で、ルドガーはふとしたときにやっぱり自分じゃ、なんて思うんじゃないかなあなんて。
周りにはミラとかレイアとかエリーゼとか魅力的な女性がいて、その中で自分は家事しか取り柄がなくて、でも家事なんてジュードも得意で。
好かれる要素なんてないじゃん。みたいな。
ジュルドで甘甘な創作するならお題は/①カッコイイって言われたい/②今日も寝不足/③まだ恋とは気付かない です
①ジュード一択
カッコいいってでもなにさ!って模索するジュードくんかわいい。。でもルドガーからしてみれば本読んでる時の真面目な横顔がカッコよくて仕方ない、とか。
②精神的にやられて寝れないルドガー。あれこれじゃシリアスだ
③親友として隣にいたいと恋を勘違いする系男子
クルスニク兄弟とマータ親子はご近所さんで仲良し。マータ親子は父娘2人ぐらし。ヴィクトルさんの出張が入るとエルを迎えに行くのはルドガーの仕事。
8歳。8歳かぁ。小学生だよなあ。学童保育か....。まあ学童保育もやってるとこなんだよきっと。
で、ヴィクトルはなかなかの重鎮で外せない仕事とかもあるからルドガーの通う頻度も高くなっててジュードとは顔見知り。
ルドガーは優しげなジュードを気にいっててエルには悪いと思いつつもヴィクトルの出張をちょっと楽しみにしてる。
ある日街でジュードを見かけて声をかけようとするも、隣には知らない男(アルヴィン)がいてなんかもやもやする。そんで声をかけられない。
ジュードは親が医者で本人も医学を志す将来有望な少年で、ルドガーは親もいなくて、ろくに就職もできない青年で、ルドガーはふとしたときにやっぱり自分じゃ、なんて思うんじゃないかなあなんて。
周りにはミラとかレイアとかエリーゼとか魅力的な女性がいて、その中で自分は家事しか取り柄がなくて、でも家事なんてジュードも得意で。
好かれる要素なんてないじゃん。みたいな。
ジュルドで甘甘な創作するならお題は/①カッコイイって言われたい/②今日も寝不足/③まだ恋とは気付かない です
①ジュード一択
カッコいいってでもなにさ!って模索するジュードくんかわいい。。でもルドガーからしてみれば本読んでる時の真面目な横顔がカッコよくて仕方ない、とか。
②精神的にやられて寝れないルドガー。あれこれじゃシリアスだ
③親友として隣にいたいと恋を勘違いする系男子