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貧乏神が!パロ
ルドガーの幸薄はどうやったら回避できるのか→幸薄に勝るあげまん的な人がいればいいんじゃ→エクシリアみんな幸薄そう→むしろルドガーがあげまん→ルドガーって乳子の逆でエナジー搾り取られてるんじゃ→貧乏神的な何かがくるフラグ→ミラさん降臨のお知らせ
ルドガーは自分が幸薄いことを気にしてないのでミラさんのこともそんな歓迎してないかなって でミラさんはミラさんで最初はツンツンだから面倒くさい感じの
兄さんはルドガーといても幸薄くて、元のエナジー保有量どれだけ少ないのよってドン引き
ミラさんは貧乏神みたいな感じじゃなく、特殊能力はあるけどパッと見人間。ミュゼだったらデフォで浮いてる。でも兄さんは人外だってことに初見で気付いて「君は"何"だい?」とか真っ正面から聞いちゃう。ルドガーの敵なのかを見定めるために。ルドガーの聞こえないとこで。兄さん過保護。
エルの出しどころに困ってミラさんなのにエルがいないー!
***
ルドガーって幸薄いよね。
それはいったい誰に言われた言葉だったか。自分では気にしたことはないが、俺は人からしてみれば幸薄、らしい。
思い返せば生まれた時から母と二人で父は生きているのかも知らないし、母も俺が小さい時に亡くなった。
身寄りをなくした俺は母方の祖父に引き取られ、それからずっと、今に至るまで異母兄――ユリウスとともに2人で暮らしている。
兄さんは見た目も仕事ぶりも優秀だが家事だけはからっきしで、家のことは基本的に俺がこなしている。まあ兄さんが稼いでくれたお金で生活しているから分業だとは思うし、家事が嫌いなわけじゃないからこれも別に大したことはない。
確かになかなかない家庭事情だとは思うが困っているわけでもない。
だから、突然現れたミラという女性の言葉に俺は素直に納得できないのである。
「悪いけど、もう1度言ってくれないか」
「だーかーら、あなたは自分の幸福エナジーを他人に分け与えてるせいで、幸福エナジーが基準値を大きく下回ってるの。あなたが不幸な人生を送ってるのはその体質のせい。このままじゃ下手するとエナジーが枯渇して死にかねないから私がわざわざ来たの。分かった?」
怪しいなんてもんじゃないだろ。あなたは不幸だ、私のことを信じれば幸せになれるとか、宗教の勧誘としか思えない。そもそもなんだよ幸福エナジーって。人の幸福度は測れるものなのか?それで俺はその幸福度が人より少なくて?
「帰ってもらえないか。宗教には興味ない」
別に俺は不幸だなんて思ってないのだからこれ以上話しても仕方ないと玄関の扉を閉めた。現在午後6時。早く夕食の支度を済ませないと兄さんが帰ってきてしまう。今日のメニューは兄さんの好きなトマトオムレツ、スープはあとは煮込むだけだけで、トマトオムレツも出来たての方がうまいから兄さんが帰ってきてから作ればいい。よし、間に合う。
ルドガーは自分が幸薄いことを気にしてないのでミラさんのこともそんな歓迎してないかなって でミラさんはミラさんで最初はツンツンだから面倒くさい感じの
兄さんはルドガーといても幸薄くて、元のエナジー保有量どれだけ少ないのよってドン引き
ミラさんは貧乏神みたいな感じじゃなく、特殊能力はあるけどパッと見人間。ミュゼだったらデフォで浮いてる。でも兄さんは人外だってことに初見で気付いて「君は"何"だい?」とか真っ正面から聞いちゃう。ルドガーの敵なのかを見定めるために。ルドガーの聞こえないとこで。兄さん過保護。
エルの出しどころに困ってミラさんなのにエルがいないー!
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ルドガーって幸薄いよね。
それはいったい誰に言われた言葉だったか。自分では気にしたことはないが、俺は人からしてみれば幸薄、らしい。
思い返せば生まれた時から母と二人で父は生きているのかも知らないし、母も俺が小さい時に亡くなった。
身寄りをなくした俺は母方の祖父に引き取られ、それからずっと、今に至るまで異母兄――ユリウスとともに2人で暮らしている。
兄さんは見た目も仕事ぶりも優秀だが家事だけはからっきしで、家のことは基本的に俺がこなしている。まあ兄さんが稼いでくれたお金で生活しているから分業だとは思うし、家事が嫌いなわけじゃないからこれも別に大したことはない。
確かになかなかない家庭事情だとは思うが困っているわけでもない。
だから、突然現れたミラという女性の言葉に俺は素直に納得できないのである。
「悪いけど、もう1度言ってくれないか」
「だーかーら、あなたは自分の幸福エナジーを他人に分け与えてるせいで、幸福エナジーが基準値を大きく下回ってるの。あなたが不幸な人生を送ってるのはその体質のせい。このままじゃ下手するとエナジーが枯渇して死にかねないから私がわざわざ来たの。分かった?」
怪しいなんてもんじゃないだろ。あなたは不幸だ、私のことを信じれば幸せになれるとか、宗教の勧誘としか思えない。そもそもなんだよ幸福エナジーって。人の幸福度は測れるものなのか?それで俺はその幸福度が人より少なくて?
「帰ってもらえないか。宗教には興味ない」
別に俺は不幸だなんて思ってないのだからこれ以上話しても仕方ないと玄関の扉を閉めた。現在午後6時。早く夕食の支度を済ませないと兄さんが帰ってきてしまう。今日のメニューは兄さんの好きなトマトオムレツ、スープはあとは煮込むだけだけで、トマトオムレツも出来たての方がうまいから兄さんが帰ってきてから作ればいい。よし、間に合う。
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